童貞は悪だろうか?

童貞というのは褒められるまではいかなくとも少なくてもそれが蔑称として相手を罵る言葉として使われることは絶対的に間違っているはずだ!このことは、童貞と非童貞にそれぞれに含まれる男の要素について具体的に考えてみれば明らかであるのだ。

 

まず、童貞を蔑称として用いる場合、童貞であるその男の人格を否定する意味合いがあると捉えることができるだろう。

それはつまり、童貞に含まれる要素男性の全てが人格を否定するに足る思想や態度を取っているということになる。

もし、この時点で、いやいや童貞の中にも良い奴はいるという意見に賛成できるなら、童貞を蔑称として用いることが間違っていることが明らかだろう。

 

しかし、いや童貞野郎は総じてクソだというなら、例えば下記のような場合も考えてみてはどうだろう?

 

例1.その男は大学生で童貞だが彼女はいる。彼女がいるのに童貞であるのは、彼女が本番(挿入)は怖くてできないと言っていて男がそれを尊重しているからである。

この場合、その男が童貞を卒業するには、

①彼女とは別にやらせてくれる女を見つけてヤる(彼女いるにも関わらずor別の女とやるために彼女と別れて)

②彼女をどうにか上手いこと説得してor無理矢理、彼女とやる

などの行為をする必要があるだろう。しかし、その男は童貞である為、上記のことを行なっていないということになる。

では果たして、その童貞野郎を、童貞であるということで罵ることは正しいことだろうか?①なんかはまるで女性を物のように扱っているが、もしその男が①のようなことを企んでいたとする。しかし、未だその男は童貞でありまだ考えているだけでやってない状態だ。やっていなくても考えているのであれば同じことだというなら、例えば人を殺したいと考えた奴は皆殺人者になってしまうので、そんな意見は通用しないだろう。

 

例2.その男は童貞で彼女も居ない。全くモテないこともないが、彼は何も女に飢えているわけではないから彼女も要らないということらしい。もちろん、本当に愛すべき相手を見つけたら話は別だという。

この場合、その男が童貞を卒業するには、彼はモテないわけでもないようなので彼に好意を向けている女性を彼が好きになった振りをして、ただ童貞を卒業するためだけに付き合ってヤってしまえば良い。だが、彼はそれをしていないから童貞なのだ。果たして、この場合において、そのまま童貞でいる男と上記のことを行なって脱童貞した男、どちらの方が罵られてしかるべきだろうか?

もちろん私は非童貞こそ罵られるべきと考えているわけではない。非童貞の者の中にも良い奴が沢山いることを知っている。ただ、童貞であるかどうかは人を罵る指標として全くもって使えないものだということを主張したいのだ。

 

また、世の中の童貞に上記の例のような奴は絶対に居ないというなら、その居ないということを証明して欲しい。大変興味深いので是非お願いしたい。